遊食伝 雑記帳

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関西在住のフリーランス。食レポや、芸能ニュース、スポーツなど、日々感じた事を記しています

【芥川賞】 歴代 受賞者 と作品を紹介する!!  

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2010上 乙女の密告 赤染晶子

 

乙女の密告(新潮文庫)

乙女の密告(新潮文庫)

 

 

  • 悲劇の少女アンネ・フランクと現代女性の奇跡の物語
  • 「アンネの日記をテーマ」
  • スピーチコンテストを描いた作品

 

2010下 きことわ 朝吹真理子

 

きことわ (新潮文庫)

きことわ (新潮文庫)

 

 

 

  • 過去と現在の行き来
  • 2人の女性の対比の物語
  • 時間というテーマを中心に据えた作品

 

2010下 苦役列車 西村賢太

  

苦役列車 (新潮文庫)

苦役列車 (新潮文庫)

 

 

  •  私小説
  • ヒガミ根性まる出しの姿
  • 中卒・日雇いという実体験
  • 友達、世間に対する劣等感、荒廃した生活

2011上 該当者なし

 

2011下 道化師の蝶 円城塔

 

道化師の蝶 (講談社文庫)

道化師の蝶 (講談社文庫)

 

 

  • 難解な技巧小説
  • テーマは言語
  • SFや奇妙な物語が好きな人におすすめ

 

2011下 共食い  田中慎弥

 

共喰い (集英社文庫)

共喰い (集英社文庫)

 

 

  • 逃げ場のない血と性の物語
  • 父親と息子にまつわるテーマ
  • 風景や心理描写が絶品

 

2012上 冥途めぐり 鹿島田真希

 

冥土めぐり (河出文庫)

冥土めぐり (河出文庫)

 

 

  • 夫と巡る失われた過去への旅
  • 家族とのつながりと決別を描いた作品

 

2012下 abさんご 黒田夏子

 

abさんご

abさんご

 

 

  • 「昭和」の家庭で育ったひとり児の運命
  • 早稲田文学新人賞を受賞
  • 史上最高齢の75歳で芥川賞を受賞
  • 横書きで書かれた作品

 

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2013上 爪と目 藤野可織

 

爪と目 (新潮文庫)

爪と目 (新潮文庫)

 

 

  • 娘と継母の嫌悪と快感を斬新な語りで描く
  • 美しき恐怖作(ホラー)
  • 史上最も饒舌な「三歳児」

2013下 穴 小山田浩子

 

穴 (新潮文庫)

穴 (新潮文庫)

 

 

  • 平凡な日常に時折り顔を覗かせる異界
  • 不条理な出来事の連続が中心
  • 穴に落ちてから不思議な事がたくさん起こる

2014上 春の庭 柴崎友香

 

春の庭

春の庭

 

 

  •  小説というより詩を読んでいるよう
  • 自分の周りの何気ない風景を大切に思えるような本
  • 伝聞の中で視点が動いていく表現

 

2014下 九年前の祈り 小野正嗣

 

九年前の祈り

九年前の祈り

 

 

  • 障害児を抱えたシングルマザーの日常
  • 息子を通して描かれる彼女の悲しみ
  • 大分県の集落を舞台にした作品

 

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2 015上 スクラップ・アンド・ビルド 羽田圭介 

 

スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルド

 

 

  • 新しい家族小説
  • 介護にまつわる家族間の話
  • 人間の心に潜むエゴとか虚栄とか弱さを描く 

2015上 火花 又吉直樹

 

火花

火花

 

 

  • お笑い芸人ピース又吉の本
  • 良質の青春小説
  • お笑いとは何か人間とは 

2015下 死んでない者 滝口悠生

 

死んでいない者

死んでいない者

 

 

  •  通夜に通う非常にたくさんの親戚の物語
  • 家族間の絆の強さや不確かさ
  • 何気ない1日のそこに潜む人間模様

 

2015下 異類婚姻譚 本谷有希子

 

異類婚姻譚

異類婚姻譚

 

 

  • 不思議な夫婦の関係
  • 「夫婦」という形式を軽妙洒脱に描く
  • 夫婦が次第ににてくる恐怖

2016上 コンビニ人間 村田沙耶香

 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

 

  • 「普通」とは何かを描く作品
  • 現代の日常を軽やかに描く
  • 不器用な人の生き様に共感

 

※ 追記 2016下 芥川賞受賞 しんせかい 山下澄人を追加しました

2016下 しんせかい 山下澄人

 

しんせかい

しんせかい

 

 

  • 十代の終わり、見知らぬ土地での経験
  • 記憶の痛みと戦った経験

   

まとめ

 

どっかで聞いた事があったり一度は耳にした作品が多いのではないか

映画化もよくされている。

 

こうしてみると呼んだ事のない作品が多い

興味のある作品が多い。

 

一度この機会に手にとってみてはどうですか!?

 

以上、歴代 芥川賞受賞者と作品を紹介する!!…という記事でした